【建設業】新潟県内ストレスチェック実施結果分析資料

2024年に株式会社ライフサポートマネジメント研究所がまとめた新潟県建設業におけるストレスチェックの状況を要約します。この分析は、当社が2023年1月~12月に実施したストレスチェックのデータに基づいています。 分析資料はページ送りできますので、ご覧ください。


高ストレス者の状況
  • 高ストレス者率: 2023年の建設業における高ストレス者率は13.6%でした。これは2021年の12.5%、2022年の13.1%から微増傾向にあります。
  • 全体との比較: 2023年全体の高ストレス者率が15.4%であるのに対し、建設業は比較的低い水準にあります。この理由として、過酷な労働環境に慣れていることや、職場のコミュニティが強く互いに支え合っていることなどが考えられています。
新潟県 建設業 ストレス要因と組織の課題

高ストレス者と非高ストレス者を比較すると、以下の項目で大きな差が見られました

  • 高ストレス者が特に問題を抱えている項目: 「仕事の量的負担」「職場での対人関係」「上司・同僚からのサポート」「仕事の満足度」など。
  • 仕事の適性度と要求度: ストレスチェックの結果を「仕事の適性度」と「仕事の要求度」で分析すると、多くの従業員は「仕事に適性を感じ、やりがいをもって積極的に取り組んでいるアクティブ群」に分類されます。しかし、一方で、自らの意思に反して過重労働を強いられ、ストレスリスクが最も高い高ストレイン群も存在しており、早急な改善が必要とされています。
  • 職場の資源とサポート: 建設業の約半数の事業所が「職場の資源」(職場の人間関係や環境など)と「職場のサポート」(上司や同僚からのサポート)が低いと感じている傾向が見られます。これは、職場内の対人関係や物理的な環境によるストレスが問題となっている可能性を示唆しています。

まとめ

新潟県建設業では、多くの項目で全体の平均値を上回るポジティブな結果が見られました。特に「仕事の量的負担」「仕事のコントロール度」「上司からのサポート」などの項目で良好な結果が出ています。しかし、若年層やベテラン層のバランスの悪さや、一部に高ストレスを抱える従業員が存在することも事実です。従業員が働きがいを感じられる職場環境づくりは、少子高齢化などの課題を抱える建設業界にとって、今後ますます重要になってくるでしょう

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